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空即是色 Comic Lifeといふもの
2005年 05月19日
熱でまったく集中できない…
ので、気分転換に(ウェブ上を)ふらふらしていたら、面白いものを発見した。
via nextdesign:blog: すげぇ>Comic Life
Comic Life
手元にある写真で、手軽にコミックスが作れるアプリケーション。
コマ割りや、吹き出し、簡単なフィルター(エフェクト)の機能がついている。
ギャラリーを見てもらえると、Comic Lifeがどんなものなのか、なんとなく分かります。
html,QuickTime,JPEG書き出しが可能。また、具体的にどんな場面で使用するのかイメージが湧かないが、RSSの出力もできるようだ。「Comic Life's .Mac support includes RSS feeds」と書かれてるけど、何?これは、マック対応ってことじゃないよね?.Mac(ドット・マック)にRSSが絡んだサービスがあるのだろうか…
Mixiで有名なSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のフォトサービス版であるFlickrには、Comic Life専用のタグ(カテゴリ)があって、ここでたくさんのComic Lifeユーザーの活用例を見れる。
SNSといえば、最近ソーシャルブックマークとうものが流行っているらしく、先日satoru氏の説明を聞いて興味を持った。ソーシャルブックマークは、ブックマークを共有するためのサービスで、説明が面倒くさいので知りたい人はここを読んでください。サービスそのもの興味があるわけでないないのだが、例えばdel.icio.usというソーシャルブックマークのタグの機能(ブックマークにメタ情報を付けられる機能、カテゴライズの機能)が気になったのだった。
satoru氏がその時、仰せられた言葉で、
「Tさん(仮名)のブックマークは他の人があんまり使わないキーワード(タグ)でブックマークするものだから、情報の共有性が低くてダメポ。」(要約)
というようなことを言ってたと思う。
また、昨日渡邊氏が仰せられた言葉で、
「ウィキ(wiki)はデザインされていないからこそ、ここまで使われるようになったんじゃね?」(要約)
というのもある。
ツールはデザイナーの意図しない使われ方をするもので、それを抑制しようとするデザインは個人的に本末転倒だと思うのですが、なんというか、先ほどあがったTさん(仮名)が一般的なインターネッツ利用者かはさておいて、よい例だなと思ったのでした。
実際、Tさん(仮名)はインターネッツのヘビーユーザーの鏡である。
こういう人たちは、現実意外と多く存在しているわけで、ないがしろにしちゃいかんなと思うわけです。
del.icio.usそのものの機能は、至極シンプルである。
シンプルで、そのまま機能からシステム図をパブリッシュできてしまえそうなほどシンプルだと思う。
del.icio.usのタグのような、こういった、関係リンク的なものは、以前から幾つも見られた。
例えば関心空間がよい例なのだけど、ここまでデカイと、人為的なカテゴライズの機能(タグ、キーワード)の面白さに気がつきにくいし、実際に自分は関心空間を使ってすらいない(使ってみないと多分面白さに気がつかない)。
こういう人為的なメタ情報の添付と、情報の共有によるアーカイビングは、考えてた以上に面白いものなのかもしれないので、今後機会があれば試してみたい。
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コメント
渡邉氏 (2005年05月19日)
まー、なんか誤解を招きそうな表現でアレだが、
既存の情報の蓄積とかマークアップという主要な使われ方からWikiの編集という行為を見ると、継続して更新していくことに意味があると思う。
そういうことが出来る(熱意がある)人たちというのは、デザインされていないという荒地みたいな状態というのは特に問題ではない(習うより慣れろです)、そういうことが言いたかったわけス。
んで、そういう人たちがWikiの使いやすさを考えるとお門違いな問題になることが多いように思うので注意が必要だなと。
T* (2005年05月19日)
こんなのがあるよ。
デザインの「悪い方がよい」原則
http://chasen.naist.jp/~daiti-m/text/worse-is-better-ja.html
nogami (2005年05月20日)
>渡邊氏&T*
うまく説明できないのだけど、渡邊氏のWikiの捉え方はとてもマクロ的で、逆にT*はミクロ的な視点のように思いました。