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お花畑

セントーレア

ヤグルマギク(セントーレア) 【矢車菊(やぐるまぎく)】


〜 繊細 〜

 矢羽のような形をした花びらは、先端が不規則にさけた八重の
コスモスのようです(あったらの話ですが)。そして、
青紫という色のせいでしょうか、控えめで、心なしか憂いをふくんでいます。
 ヨーロッパでは古代ギリシャの時代から知られ、麦畑によく生える
ことからコーンフラワー(Cornflower)とよばれていました。
また、最近では大きなアザミのような形をしたものや、丸い花火のような栽培種
が切り花としてでまわり、セントーレアという名前でよばれています。
セントーレアとは、この花の学名であるCentaura(ケンタウラとも発音される)
からつけられたもので、もともとはギリシャ神話の半身半馬であるケンタウロス
の王ケイロン(Chiron)に由来します。ケイロンは、狩猟や音楽に優れ、
また薬草にくわしく、知恵の象徴とされ、不死身ともいわれていました。
 しかし、あるとき膝に毒矢がささって重傷を負ったとき、かねてより好きだった
矢車菊の床に横たわり、不死よりも死を望んだのです。そして、
彼の死体は花の女神たちによって青紫色の見事な矢車菊に変えられたということです。
そのため、種名であるCentaura cyanus(ケンタウレア・キアヌス)は、
古代ギリシャ語の青という意味のCyan(シアン)にちなみます。

最も繊細な者は純真である。(フランス善良王ジャン)

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更新情報(10件)

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