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空即是色 [iPhone App Release!!!] LifeClock & PlanetClock
2008年 12月04日
動物の時間をビジュアライズするLifeClockと、惑星の時間をビジュアライズするPlanetClockをリリースしました!
LifeClock (iTunes Store)
PlanetClock (iTunes Store)
LifeClock、PlanetClockともに私たちにとって馴染みの深い「時間」をテーマとして扱ったアプリです。
LifeClockは1992年に出版された本川達雄氏の「ゾウの時間 ネズミの時間」という本にインスパイアされて、できています。
動物の心拍数を身体のサイズで比較すると、サイズの大きい動物ほど心拍数が遅く、サイズが小さい動物ほど心拍数が早い傾向があります。
そして、どの動物も一生の間に心臓が鼓動する回数はだいたい同じ(15億回くらい)ということが分かっており、つまり動物によって時間の感じ方が違うのではないか(身体のサイズが大きいと時間を遅く感じて身体のサイズが小さいと時間を早く感じるのではないか)、という仮説が浮かびます。
実は現在ではこの仮説はいくつかの例外が確認されており、生物学的には否定されているらしいのですが、この本を読んだときに感じた時間というものが実は相対的なものであるという実感は大変面白いものでした。
自分のなかでは相対性理論の説明を聞いたときより、全然実感が湧いたのです。
つまり正確さと実感はかならずしも繋がらないんですね。
PlanetClockは、惑星の自転周期に応じた時間の流れ方をシミュレートしたアプリです。
1日=24時間というのは地球の自転周期から来ているので、自転周期の違う他の惑星では1日(日が昇って沈んでまた昇るまで)の長さは違うわけです。
もし私たちが地球以外の惑星で生まれていたら?という考えからできています。
興味を持たれた方はぜひiTunes Storeからダウンロード(どちらも230円)して触ってみてください。
日常が非日常となる瞬間をお楽しみいただければと思います。
〜〜〜ここからは作りの話〜〜〜
これらのアプリはiPhoneを購入して一番はじめに思いついたアイデアを、それをそのまんま形にしています。
一見アプリのコンセプトに見える「動物の時間」「惑星の時間」は実は後付けで、キモは大量のパーティクル(砂)をiPhoneの限られたCPU/GPU資源でいかにリアルに動かすかにあったりするので、その辺りの動作もいろいろ試してもらえるとよいかと。
iPhone App用のサイトも作ったのでここで晒しておきます。
(ローカライズを頑張ってみましたが、たぶんいろいろ英語が間違っている箇所があると思われます…)
iPhoneDev.null-null.net
また、いろいろネットで意見が飛び交っているiTunes Connectですが、私の参入が遅くアップルが対応に取り組み始めた頃合いだったせいか、所々例の日本語の文字化けが原因と思われるエラーで引っかかたりしましたが、iTunes株式会社の方の対応も素早く、比較的すんなりと公開されました。
LifeClock Gallery
PlanetClock Gallery
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