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空即是色 MovableTypeの正しい使い方(多分)
2006年 10月23日
MovableTypeで基本的なナビゲーションを実装する時の具体的なサンプルを書いてみた(一部未稿)。
殆どのMTユーザーはこんなの必要ないと思うが、最近(というか結構前から)MTをCMSの代わりに利用する事例が出てきているし、自分もちょっと必要になったのでついでにメモ。
/* 時代はWordPressだ! Nucleusだ! という話もある。 */
しかし、ある界隈ではMovableTypeは事実上のデファクトスタンダードになりつつあるみたいだし、CMSとして使う時に変な実装している輩が時々いるので、気になって仕方ないので記した。
まず思ったことは、サイト全てをMTで構築するのは止めた方がよいだろう。
頻繁に更新しないのであれば、スタティックなHTMLの方がよい。
その方がDreamWeaverやContributeで編集できるし、ある程度の知識を持っているコンテントマネージャーであれば普通にFTPでテキストエディタを開いて更新するだろう。
MTの使用を求められる案件というのは、中規模サイトなどでCMSを使用するには予算が無い場合が多いので、CMSをそのままMTに置き換えることは、そもそも理にかなっているとは言えない。
基本的にはブログツールなので、現状でそれ以上のことを求めると無理な実装になり後々苦労する羽目になる。
次に、一コンテントは一ブログで実装する。
サイト内の複数のコンテントでMTでの構築が必要な場合は、一つのブログにカテゴリで分けて複数のコンテントを詰め込むのではなく、一つのコンテントは一つのブログで構築する。
特殊な場合もあると思うがこの方が大抵はスムースに行く。
テンプレートファイルやモジュールファイルが重複する場合でも、仕方がないと思ってやり過ごすか、若しくは、phpやPerlでインクルードする方法を取る(プラグインで一つのテンプレート、モジュールを同一MT内で参照できるようにするものがあったような気がするが、定かではない)。
最後に、公開後にコンテントマネージャーが更新することを考えて、基本的なモジュールの使い方やページフォーマットをガイドライン等にまとめて伝えておく。
大抵の場合、コンテントマネージャーはウェブの知識があることの方が珍しいので、ここをしっかりとナビゲーションしてあげないと、見出しが●/■が頭についたボールドになったり、リストマーカーを・で書いてしまい、せっかく情報アーキテクトが洗練されたプレゼンテーションを構築しても、公開後にじわじわと破綻していくことになる。
または、RightFieldsを使ってある程度制限をかけてしまうことや、○○wiki風TextFormatを使うのも一つの方法だと思う。
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