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地図 の変更点


地図の持つ価値を、その機能ごとに分類し分析してみる。(メモです)
*MAP [#ldedf5a7]

>【名-1】 地図{ちず}&br;
・ Can you please show me a map of this town. この町の地図を見せていただけませんか? &br;
''【名-2】 写像{しゃぞう}''&br;
【名-3】 関数{かんすう}&br;
【自動】 (遺伝子{いでんし}が染色体上{せんしょくたい じょう}に)位置{いち}する&br;
【他動-1】 地図{ちず}を作る、〜の地図{ちず}を描く&br;
【他動-2】 〜をはっきり描く&br;
【他動-3】 〜を計画{けいかく}する&br;
【他動-4】 (遺伝子{いでんし}を)染色体上{せんしょくたい じょう}に位置付ける[マッピングする]、(遺伝子情報{いでんし じょうほう}を)解読{かいどく}する&br;
【レベル】1、【発音】mae'p、【@】マップ、【変化】《動》maps | mapping | mapped 

-[[alc:http://www2.alc.co.jp/ejr/index.php?word_in=map&word_in2=%82%A0%82%A2%82%A4%82%A6%82%A8&word_in3=PVawEWi72JXCKoa0Je]]

*地図の持つ価値を、その機能ごとに分類し分析してみる。(メモです) [#c001ac89]

''1. position - 全体に対しての任意の部分,主観者と世界,位置''
-[[平川紀道 GLOBAL BEARING:http://counteraktiv.com/html/works/GB/gb.html]]

''2. direction - 向き,方向,方角,方向性,進むべき方向''

''3. trace - 足跡,軌跡''
-[[藤幡正樹 Field-Works:http://www.field-works.net/]]
-[[佐久間いづみ Marking Your Away:http://www.idd.tamabi.ac.jp/gw04/access.htm]]

''4. relation - 任意の2点の関係性,全体と個々の関係性''
-[[中村勇吾 context viewer:http://www.slowmap.org/info/18_index_msg.html]]
-[[マルコス・ウェスカンプ social circles:http://www.marumushi.com/apps/socialcircles/]]
-野上大輔(自分) HotSpot

''5. database - データベース,地域情報''
-[[渡辺保史 函館スローマップ:http://www.slowmap.org/about.html]]
-[[Google Maps:http://maps.google.com/]]

''(6. route - 経路,道順)''&br;ルーティングの機能は上記の5つの機能の総和によって得られるものなのでは?
-石原カー搭載のカーナビ

パッと思い浮かんだものは上の6つ。~
サンプルとして上げたリンクは、過去から現在までの多種多様な地図の中から特にウェブ上にリソースが存在していて、その特徴が色濃く現われているものを個人的な解釈によってピックアップした。

地図が作成される目的は様々だが、多くの場合、上にあげた機能を複数有していることが多い。~
例えば、駅前に必ずと言ってよいほど設置されているその地域限定的な情報を包括している地図([[看板:http://www.awd.co.jp/india133.jpg]])は、1のpositionと2のdirection、5のdatabaseといった様子である。~
具体的には次のような感じ。

position=その地域の上面図と現在地点~
direction=東西南北、また使用者が立つ(であろう)方向にその地図の方角を合わせる傾向が強い~
database=店舗情報、地図によってはその地域の名物・特産品の情報が書き込まれていることがある

また、ここでは参考としてリンクをあげていないが、2のdirectionの機能を強く有しているものはウェブの外(あえてこう書くことにする)では多く見られる。

そう、例えばこれとか。

-http://www.asahi-net.or.jp/~wd3n-ebt/valletta1-5.htm

データをデジタルとして扱うことは、今まで以上に地図の表現をより豊かなものにしている。近年、4のrelation、5のdatabaseの機能を強く有した地図を(特にウェブ上で)見られるようになったのも、デジタルの持つダイナミック、且つインタラクティブな性質が理由だろう。膨大なデータはサーバーに、サーフェイスで必要なデータを取り出してきてユーザに提供することはデジタルにおいては容易だ。

そしてまだ目にする機会は少ないが3のtraceの機能が持つ、アーカイブの新しい見せ方を提供することでユーザーを再度"そこ"に舞い戻らせる力は今後重要になっていくと思う。個人的にも魅力を感じる。

いつでも、どこでも、好きなときに、好きな情報を取り出せるデジタルでは、ウェアラブルとかユビキタスという概念をデジタルの強みとしてあげるのもよく耳にする。~
だが、それ故に従来の地図が持つ身体性(Physical)、地域性(local)、素材感(material)が希薄になってしまっているようにも感じる。「いつでも、どこでも」でもというのは、逆に言えば(久保田先生流)、季節といった時間の感覚が貧弱であり、特定の地域に根ざしていないということでもあると思う。機能が豊富になったぶん、使う目的が使用者に委ねられる(ネガティブに言えばわざわざ選択する必要がある)機会が増えてきている。

今個人的に興味を持っているのは、その身体性(Physical)とまた地域性(local)をデジタルメディア(デジタル地図)で取り戻すことだ(ポジティブに言えば取り入れること)。その為には1のpositionと2のdirectionが積極的に使えるのではないかと考えている。特に2のdirectionには身体的な方向性(方角、方位)といったものの他に、エモーショナルなもの、例えば進むべき方向や、更に抽象的には希望や指標であるとか、を強く出せるので魅力を感じる。


僕らが住んでいる世界は2次元である。従来の地図がdirectionの機能において東西南北であったり、前後・左右といった要素でしか表現し得なかったのは、人が基本的に地球の表面(サーエフィス)で生活を営んでいることが大きい。これが宇宙空間であった場合、今までの地図の概念では全く太刀打ちできなくなることは想像が容易である。

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