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固有性 の変更点
*天才と凡人の違い2〜サヴァン症候群と固有性という視点
-http://www.onyx.dti.ne.jp/~sultan/colum110.html
>言葉を獲得していくということは、「あのコップ」と「このコップ」の固有差をないものとして、「コップ」という一般概念に括っていくということである。
>たとえば、以前、3歳ぐらいの子供が手にしていた風船が空へ飛んでいってしまったことがある。母親は別の風船をあてがったが、子供は首を振って譲らなかった。飛んで行ったあの風船がほしいと泣きわめいたのだ。&br;
普通に聞くと、聞き分けのない子供というふうに読んでしまうけれど、概念という視点を導入すると、事態は様変わりする。&br;
大人からすれば、「この風船」も「あの風船」も、同じ「風船」である。「風船」という概念を満たすものである。だがら、子供は概念で風船を見ていない。子供にとって、「この風船」と「あの風船」は違う。子供は、風船という「概念」で示されるものがほしかったのではなく、「あの風船」がほしかったのだ。そして、それは、恐らくサヴァンと同じ視点なのである。
><一般-特殊>という視点は、言語的な、概念の軸である。それに対して、<普遍-固有>という視点は非言語的な、直観像の軸である。