アフォーダンス のバックアップ(No.1)
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- 1 (2005-05-22 (日) 00:31:39)
- 2 (2007-03-11 (日) 03:02:01)
書籍
アフォーダンス−ギブソン
デカルトの知覚理論
ケプラーの知覚理論を最初に否定したのが、ルネ・デカルトだ。
まずデカルトは網膜像が、外界通りに映っていないことを射影幾何学から証明した。確かに外界の円の像が、網膜では卵型に映るのである。
ではそれがなぜ円に映るのか?そこでデカルトは「心」で見ているのだと結論を付けたのである。2次元の網膜から3次元のものが見える仕組みも心によるものとした。デカルトのいう心を現代の言葉では、感覚刺激を統合し、判断し、推論し意味を作り出すものとなる。
ファイ現象
実験方法は、直線上に豆電球をいくつも配置して、点滅を移動させていうというものだ。ゆっくり点滅を移動させると単なる点として認識されるが、速度を早めると、光の移動に見えてくる。そしてこの2つの知覚は同時に起こらないということがファイ現象という。
要素刺激が下でゲシュタルトが上なのではない、この2つは同じレベルの知覚なのである
この結論は知覚の伝統理論に大きな疑問を提示した。つまり、特定の感覚刺激は、特定の知覚を引き起こすといった伝統的前提を崩してしまうものだった。
エコロジカル・リアリズム
伝統的な認知科学では、人間は環境から刺激を受け、それを脳が意味のある情報に作り替えていくとしたものだった。
しかしギブソンの「生態学的認識論」は環境そのものに情報はあるとしたのである。私たちはそれを探索するにすぎない。
アフォーダンス
「すり抜けられる隙間」、「登れる坂」、「掴める距離」は、アフォーダンスである。
アフォードは「公共的」なものである。