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視覚からのアプローチ の変更点
*ケプラーの知覚理論
>かのヨハネス・ケプラー(1571〜1630)は、知覚理論の面でもその先駆者であった。そして当時は彼の「小人理論」が広く流布していたのである&br;
簡単に説明すると「外界のイメージが網膜に結像して、その網膜を頭の中の小人が見ている」といったものだった。
*デカルトの知覚理論
>このケプラーの知覚理論を最初に否定したのが、ルネ・デカルトだ。&br;
まずデカルトは網膜像が、外界通りに映っていないことを射影幾何学から証明した。確かに外界の円の像が、網膜では卵型に映るのである。&br;
ではそれがなぜ円に映るのか?そこでデカルトは「心」で見ているのだと結論を付けたのである。
*ゲシュタルト
>ゲシュタルトとは「感覚はその総和以上のもの、総和とは異なったもの」と定義される。&br;
例えば、音のつながりは、メロディーという美しさを人に認識させることができる。
*ファイ現象
>実験方法は、直線上に豆電球をいくつも配置して、点滅を移動させていうというものだ。ゆっくり点滅を移動させると単なる点として認識されるが、速度を早めると、光の移動に見えてくる。そしてこの2つの知覚は同時に起こらないということがファイ現象という。
*アフォーダンス
>アフォーダンスは事物の「物理的」性質だけではない「動物的」な価値である。&br;
しかしこのアフォーダンスは主観的なものではなく、環境に普遍的に存在し、その価値は知覚者の主観によって変化しない。例えば、疲れているときだけ椅子は「座れる椅子」なのではなく、疲れていようが、いまいが、「座れる椅子」をアフォードしている。
-http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/paradigm/affordance.htm
*フレーム問題
>人工知能の研究分野では「フレーム問題」というのがある。&br;
有限の情報処理能力しかないAIには、与えられた世界の全てを処理するこはできないのである。&br;
チェスゲームのように推論範囲が版上に限定されているうちはよかったが、人工知能が一歩実験室を飛び出すと、全く動けなくなってしまうのである。&br;
人間は赤ん坊でも、自分に関係のないことは無視することができる。「フレーム問題」に悩まない人間の知性の「設計原理」とはいったい如何なるものなのか。
-http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/paradigm/Flame.htm
*感覚間の相互作用
>人間が対象を認知する場合、その多くは複数の感覚を同時に働かすのが一般的であり、そこには感覚間の相互作用が成立していることにも注目すべきである。
>日常生活においては、五官は単独に機能して対象を認知するというよりはむしろ、相互に補完しあって機能しているのが一般的であろう。たとえば、物体を確認するのに眼で見た上で、叩いて耳で反響を聞いたり、指で触ったりして概要をつかみ詳細を認識する。すなわち、感覚間の相互作用に依存している面がある。あるいは、これかごく当たり前の情報認知方法であろう。感覚代行においては、どれかの感覚系に障害がある人が利用するため、こうした認知方法はうまくできないかもしれないが、複数の感覚系に情報を代替提示することによって実用性を高めるという方式も考えられ、今後、有望な方法でもある。
-http://www.tsukuba-tech.ac.jp/info/kenkyu/kaken/trans.html
*五感
>五感(ごかん)とは、動物やヒトが外界を感知するための多種類の感覚機能のうち、古来からの分類による5種類、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をさす。また、「五感を鋭くする」など、人間の感覚全体を指す場合もある。&br;
触覚と呼ばれているものは、生理学的には体性感覚と呼ばれるものにほぼ相当すると思われるが、体性感覚は決して単純に皮膚の感覚を脳に伝えるものなどではなく、表在感覚(触覚、痛覚、温度覚)、深部覚(圧覚、位置覚、振動覚など)、皮質性感覚(二点識別覚、立体識別能力など)など多様な機能を含んでいる。&br;
それ以外にも感覚には内臓感覚、平衡感覚などが存在する。&br;
すなわち、古来からの分類とは裏腹に、ヒトの感覚は5種類以上存在する。
-http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E6%84%9F